施設園芸栽培

土から学んだ技術を活かし 儲かる農業」を実現する
しくみの開発を行っています。

農業は今、大きな転換点に来ています。生産者も農産物を作ることと同時に、高い経済的な視点が求められています。私たちも現状に満足せず、「生産者が儲かる製品づくり」に一層励まなければなりません。こうした中できたのが、植物の生理生態・日本の気象風土に適した、関東農産独自の「施設園芸栽培システム」です。

関東農産の
「施設園芸栽培システム」

どんなシステム?

理想的な根を張らせるために開発した「ANS培地(人工団粒構造培地)」を使用し、水分センサーにて必要最低限の水と肥料で作物を栽培するシステムです。 お手持ちのハウスを活用でき、病害リスクが少ない独立ポットで栽培を行います。

こんな方におすすめ

  • 新規就農をお考えの方
  • 世代交代を機に、栽培方法を見直したい方
  • ハウス栽培での連作障害にお困りの方
  • 水稲育苗後等の遊休ハウスで、周年を通して栽培をお考えの方
  • 環境にやさしく、安全・安心な栽培をしたい方

施設園芸栽培システムのメリット

土づくりが
不要

植物の根に適した
「ANS培地」で初心者も安心

「ANS培地」は当社工場にて既に理想的な根域環境を実現し、出荷しているので、長年かかる土づくりが不要です。経験や勘も要りません。

品質安定・
収量UP

高糖度栽培から
多収栽培までお好み通り

水分の供給量や施肥のタイミングが調整できるので、高糖度栽培から多収栽培までお好み通りに実現できます。

低コスト

導入コスト・
ランニングコストを軽減

必要以上の環境コントロールを目的としないため、低コストでの導入が可能です。過剰な施肥灌水を抑え、ランニングコストも軽減。水稲育苗後のハウスなど、既存の遊休施設も効率的に活用できます。

養水分を
自動管理

面倒なコントローラー
の設定が不要

把握しにくい根域環境をリアルタイムで表示し、植物の状態に合わせた灌水と量的施肥管理を自動で実施。灌水のし忘れなどの管理不足が無くなります。

様々な果菜類
に対応

トマトを中心に、
様々な果菜類が栽培可能

トマトは品種は選ばず、大玉・中玉.ミニ、全て栽培可能。自根栽培で品種の特徴を出せます。栽培環境に応じて、トマト以外にも様々な果菜類の栽培が可能です。(根菜類は除く)

省力化

灌水・土壌消毒・除草など
様々な作業を省力化

灌水連作障害が発生しないため、土壌消毒作業は必要ありません。防草シートで除草作業も軽減できます。収穫日などの作業日程を予測することも可能です。

安心
サポート

当社スタッフによる、導入前・導入後のサポート体制が万全

  • 導入サポート

    当社スタッフが現地を確認し、見積や仕様策定、設備導入をサポート。当社の試験圃場での栽培技術研修も可能です。

  • 出張サポート

    導入後も当社スタッフが訪問し、アドバイスにより栽培をサポート。万が一のトラブル発生時にも、迅速に現場に駆けつけます。

  • 技術サポート

    本システムに関する当社の研究開発・栽培情報を、定期的にご提供します。

もっと詳しく説明すると…

効率的な栽培・農業経営を実現する、施設園芸栽培の2つの特徴

特長 1「理想的な根域環境」を人工団粒構造ANS培地で実現

ANS培地の特徴と効果

  • 正常生育有効水分(pF値)で水分管理が可能
  • 理想的な三相分布と耐水性団粒構造
  • もっとも働く若い根と根毛の発達を促進

耐水性団粒構造により物理性が常に一定で、独立ポットでの栽培に最適

  • 感染したポットのみ除去できるため、病気が蔓延しない
  • 株同士の養水分の取り合いが無いため、均一に生育
  • 根域制限で樹勢がコンパクトになるため、密植が可能
  • ポットの形状や培地容量の変更により、他の作物も栽培可能

特長 2「土壌環境を見える化」した高性能灌水施肥装置

植物の蒸散に応じて適切に灌水

センサーでポット内の水分値を管理し、蒸散に応じて灌水します。
無駄な灌水が無いため、必要以上の廃液が出ません。

量的管理法による施肥管理

光合成を開始する日の出前から施肥を開始。午後はカルシウムなどを供給します。

系統ごとに管理が可能(1系統で約3000株)

コントローラ1台で、1~4つの系統の栽培が可能。4系統で最大12000株の栽培が可能です。
また、系統ごとに培地の体積含水率(VWC)・電気伝導率(EC)・温度(℃)がリアルタイムに表示され、根域の状態が容易に把握できます。

導入事例

宮城県・H様

サラリーマンを経て就農。実家で稲作を手伝っていた経験から土づくりの大変さを実感していたので、土づくりが要らない関東農産の施設園芸栽培システムに魅力を感じる。このシステムを既に導入しているトマト農家を見学し、トマトの美味しさに衝撃を受け、導入を決意。
見学先のトマト農家での半年間の研修を経て、スタート。就農一年目で、1作約4ヶ月で10トン収穫を実現。
農園前の直売所での販売がメイン。その日の採れたてトマトを1日100袋ほど出し、固定ファンが多数。地元の有名レストランでも採用され、商品名入りのオリジナルメニューが開発されるほど、美味しさに定評あり。

DATA

  • 栽培品種:大玉トマト「未来116ミラクル」
  • ハウス規模:ハウス6棟(20a)
  • 反収:20トン

※関東農産自社メディア「あぐり情報ステーション」でも、施設園芸栽培を導入された生産者お2人のインタビューをご紹介していますので、ぜひご覧ください。

お客様から寄せられる質問と
その回答をご紹介します。